2007年 06月 16日
フランス修業時代Part ②
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前回に続き、フランス修業エピソード②です。
えっ!?
もしかして、それ以外にネタがないのかって!?
…あっ、バレたか(^-^;
そうです、2回に別けて引き延ばそうという魂胆です。
まあまあ、そんな事は気にせず読んでくださいな。。
今から9年前…
あっ、延ばし過ぎ!?
(マジさむい展開…)
改めて…
ボーヌ(beaune)という村は以前(渡仏エピソード)に少し説明したと思うが、城壁に囲まれた村で一周2時間で回れる大きさ。城壁の外側にも家があるが、家の造りが違う。
城壁内は総石造りで何世紀にも渡って残されてきた遺跡のような造り。
城壁外は近年に建てられた石と木材で建てられた造り。
あとはコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる葡萄畑が永遠に広がっている。
日が沈む時は正しく黄金の丘というのに相応しい。
出来れば一度でも見てほしい景色。
そんな城壁に囲まれた村のほぼ真ん中に位置するところに自分が住んでいた(ボロ)アパートがあった。
(厳密に言えば今もある。)
一階がカーヴ(ワイナリー又はワイン地下貯蔵庫)で2階に自分の部屋がある。
らせん階段を上がり一つ目の扉が自分の部屋。
映画に出てきそうな重厚感たっぷりの木の扉。
今にも「ギィィ~」っと鳴りそうな感じ。
いや、実際に鳴っていた…。
内装は前回で説明をした通り。。
殺風景で質素の極み。
あまりにも殺風景なので、酔った帰り道に戦利品(!?)を持ち帰り、壁に貼っていた。
ポスターや道路標識…(ゴミ置場に棄ててあったと思う(-.-;))
ダーツの的もあり、部屋のあちこちに穴が開いていた。
そして、その他諸々…。
クリスマスの時期には部屋に何故かサンタさん(人形)が…。
そんな部屋でも一番落ち着く場所がある。それは窓からの景色。
部屋にただひとつだけある小さな窓を覗くと目の前には大きな教会が何世紀にもわたってそこの主かのようにそびえ立っている。
一人になりたい時や何か考えたい時には教会の中へ行くと心から落ち着いて温かい気持ちになる。
教会って神秘で不思議だな~って思う。
その教会の前の通りで第1、3土曜日にはパレードや市場などが開催される。
いつも部屋の窓から眺めるのが楽しかった。
※あっ、決して暗い人間ではない。
時には城下(!?)に降りてぶらぶらしてその雰囲気を楽しんでいた。
買う側の楽しそうな顔
売る側の生き生きとした顔
ホントにみんな楽しそう。。
ワイン片手に歩き回り、何かをつまみながら買い物しつつ友人と会話。
みんな楽しそう。
見てるだけで自分も楽しくなる。
いつまでも見ていたい気持ちだ。
ふと!
好奇心に駆られ、「この通りの名前は何ていうんだろう~?」っと。
そして、何気なく書いてある標識を覗いてみると
『Rue Republique』
と書いてあった。
「へぇ~、レプブリック通りねぇ…。」
…
『…共和国…』
…
「みんなで力を合わせて創るかぁ…、なんか好きな言葉だなぁ。」
「…決めた!」
「将来、独立したら、店名は共和国にしよう。」
「ラ・レプププリ…」(-_-)…
「…ラ・レプブリック。読みにくいけど、いい名前だ。」
何気ない景色だけど、見方によってはそれが自分の将来を決めるキッカケにもなる。
どんな状況でもいつもの事でも必ず何かの意味があるとこの時に教わった。
自分自身も今が終点ではない。ある意味、これからが始まりであり、長い道のり…どんな事にも意味がある以上、一日一日を大切に、そして一人一人のお客様を大切に、料理一品一品を大切に気持ちを込めていきたいと想う。
自分の尊敬するフランス料理の巨匠コート・○ールの斎○さんが以前にお会いした時にこのような言葉を言っていた。
「夢は必ず実現できる。
そして誰にでもチャンスはくる。
しかしチャンスは時刻表のないバス停のようなもの。
だからいつ来るかわからない。
だけど必ず来るもの。
僕はそのバスに乗っただけ。」
当時の自分にははっきりと意味がわからなかった。
しかし今ならわかる…。
すべてがチャンスではないかもしれない…でもすべてがチャンスかもしれない。
そしてすべての行動には必ず意味がある。
今でもそう思える…。
だから自分は今もまだまだ先の夢に向かって一歩一歩確実に歩き続ける。
えっ!?
もしかして、それ以外にネタがないのかって!?
…あっ、バレたか(^-^;
そうです、2回に別けて引き延ばそうという魂胆です。
まあまあ、そんな事は気にせず読んでくださいな。。
今から9年前…
あっ、延ばし過ぎ!?
(マジさむい展開…)
改めて…
ボーヌ(beaune)という村は以前(渡仏エピソード)に少し説明したと思うが、城壁に囲まれた村で一周2時間で回れる大きさ。城壁の外側にも家があるが、家の造りが違う。
城壁内は総石造りで何世紀にも渡って残されてきた遺跡のような造り。
城壁外は近年に建てられた石と木材で建てられた造り。
あとはコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる葡萄畑が永遠に広がっている。
日が沈む時は正しく黄金の丘というのに相応しい。
出来れば一度でも見てほしい景色。
そんな城壁に囲まれた村のほぼ真ん中に位置するところに自分が住んでいた(ボロ)アパートがあった。
(厳密に言えば今もある。)
一階がカーヴ(ワイナリー又はワイン地下貯蔵庫)で2階に自分の部屋がある。
らせん階段を上がり一つ目の扉が自分の部屋。
映画に出てきそうな重厚感たっぷりの木の扉。
今にも「ギィィ~」っと鳴りそうな感じ。
いや、実際に鳴っていた…。
内装は前回で説明をした通り。。
殺風景で質素の極み。
あまりにも殺風景なので、酔った帰り道に戦利品(!?)を持ち帰り、壁に貼っていた。
ポスターや道路標識…(ゴミ置場に棄ててあったと思う(-.-;))
ダーツの的もあり、部屋のあちこちに穴が開いていた。
そして、その他諸々…。
クリスマスの時期には部屋に何故かサンタさん(人形)が…。
そんな部屋でも一番落ち着く場所がある。それは窓からの景色。
部屋にただひとつだけある小さな窓を覗くと目の前には大きな教会が何世紀にもわたってそこの主かのようにそびえ立っている。
一人になりたい時や何か考えたい時には教会の中へ行くと心から落ち着いて温かい気持ちになる。
教会って神秘で不思議だな~って思う。
その教会の前の通りで第1、3土曜日にはパレードや市場などが開催される。
いつも部屋の窓から眺めるのが楽しかった。
※あっ、決して暗い人間ではない。
時には城下(!?)に降りてぶらぶらしてその雰囲気を楽しんでいた。
買う側の楽しそうな顔
売る側の生き生きとした顔
ホントにみんな楽しそう。。
ワイン片手に歩き回り、何かをつまみながら買い物しつつ友人と会話。
みんな楽しそう。
見てるだけで自分も楽しくなる。
いつまでも見ていたい気持ちだ。
ふと!
好奇心に駆られ、「この通りの名前は何ていうんだろう~?」っと。
そして、何気なく書いてある標識を覗いてみると
『Rue Republique』
と書いてあった。
「へぇ~、レプブリック通りねぇ…。」
…
『…共和国…』
…
「みんなで力を合わせて創るかぁ…、なんか好きな言葉だなぁ。」
「…決めた!」
「将来、独立したら、店名は共和国にしよう。」
「ラ・レプププリ…」(-_-)…
「…ラ・レプブリック。読みにくいけど、いい名前だ。」
何気ない景色だけど、見方によってはそれが自分の将来を決めるキッカケにもなる。
どんな状況でもいつもの事でも必ず何かの意味があるとこの時に教わった。
自分自身も今が終点ではない。ある意味、これからが始まりであり、長い道のり…どんな事にも意味がある以上、一日一日を大切に、そして一人一人のお客様を大切に、料理一品一品を大切に気持ちを込めていきたいと想う。
自分の尊敬するフランス料理の巨匠コート・○ールの斎○さんが以前にお会いした時にこのような言葉を言っていた。
「夢は必ず実現できる。
そして誰にでもチャンスはくる。
しかしチャンスは時刻表のないバス停のようなもの。
だからいつ来るかわからない。
だけど必ず来るもの。
僕はそのバスに乗っただけ。」
当時の自分にははっきりと意味がわからなかった。
しかし今ならわかる…。
すべてがチャンスではないかもしれない…でもすべてがチャンスかもしれない。
そしてすべての行動には必ず意味がある。
今でもそう思える…。
だから自分は今もまだまだ先の夢に向かって一歩一歩確実に歩き続ける。
by republique_chef
| 2007-06-16 15:10
| マル秘エピソード